「マイクロソフト社Windows7が2020年1月14日サポート終了」というニュースが世間を騒がしています。
弊社のお客様からも
「サポート終了って、具体的にどうなるの?」
「Windows7のまま使い続けると問題があるの?」
「うちのパソコンはどんな対応をすればいい?」
など、たくさんの質問をいただいています。
そこで、パソコンやソフトについて詳しくない人にもわかるように、できるだけわかりやすく内容と対応方法をまとめました。
OSやソフトにはサポート期限があります
2009年に発売されたWindows7は、登場から約10年が経とうとしていますが、今現在も多くのユーザーに愛用されています。
昨年(2018年)末の統計では、Windows7搭載パソコンは、日本だけで一般家庭1,100万台、法人1,600万台が稼働しています。
しかし、Windows7を安全に使える期間も残りわずかです。Windows7は2020年1月14日にサポートを終了します。
WindowsなどのOS(基本ソフト)や、Microsoft OfficeやAdobe Readerなどのアプリケーションソフトには、あらかじめサポート期限が設定されています。 サポート期間中は、OSやソフトの提供元から、基本的には無償でサポートが行われ、その期間が終了するとサポートが受けられなくなります。
サポートが終了するとどうなるか
Windows7のサポートが終了するとどうなるのでしょうか。
サポートが終了したソフトは、動作の不具合などの問い合わせを受け付けてもらえなくなります。
また、ソフトに脆弱性(ぜいじゃくせい/セキュリティホールとも呼ばれます)が見つかっても、
その脆弱性を修正する更新プログラムが配布されなくなります。
ソフトの脆弱性(セキュリティホール)は、ソフトを安全に利用するにあたって致命的な問題です。
※Windows7では、法人向けの有償サポートにより、今後3年間は更新プログラムが提供されます。
<脆弱性とは>
脆弱性(ぜいじゃくせい)とは、コンピュータのOSやソフトウェアにおいて、 プログラムの不具合や設計上のミスが
原因となって発生した情報セキュリティ上の欠陥を指します。
脆弱性が残された状態でコンピュータを利用していると、不正アクセスに利用されたり、ウイルスに感染したりする危険性があります。
その上、他のコンピュータを攻撃するための踏み台に利用されたり、ウイルスの発信源になってしまったりするなど、
攻撃者に悪用されてしまう可能性もあります。
そのため、脆弱性は必ず塞いでおかなければなりません。 サポート期間内に脆弱性が見つかると、
提供元はすぐに脆弱性を修正するための更新プログラムを作成し、ユーザーに無償で提供します。
ユーザーは更新プログラムを適用(アップデート)することで、OSやソフトを安全に使用できます。
しかし、サポート切れのOSやソフトは、脆弱性が見つかっても更新プログラムが提供されず脆弱性が放置されるため、
その脆弱性を悪用する攻撃に対して無防備になってしまうのです。
サポート切れのOSやソフトは使い続けることはできますが、脆弱性が放置されることになるので決して安全とは言えません。
すなわち、サポート期限は実質的にOSやソフトの寿命と言えます。
どんな対応をすればよい?
Windows7のサポートが終了しても、パソコンが使えなくなるわけではありません。
・インターネットに接続していない
・Webサイトを見たり、メールの送受信をしない
・DVDやCDでも、他人とのデータのやりとりをしない
以上の方法で使用されている方は、そのままWindows7でご使用いただいても大丈夫です。
しかし、今回のWindows7のように、サポートが終了したOSに対してはWindows7を開発したマイクロソフト社だけでなく、
その他のソフトウェアメーカーやハードウェアメーカーも、各種サービスを提供しなくなる可能性が高いです。
例えば、使用したいソフトの最新版が出ても、Windows7は対象外となる可能性が高い上、
プリンターなどの周辺機器のドライバーも提供されなくなるかもしれません。
ソフトウェアなどで何かトラブルがあっても、Windows 7での動作は対象外とされ、
サポートを受け付けてもらえなくなる可能性もあります。
そういう不具合・不都合が起きた場合は、上記の使用方法であってもWindows7の使用はできなくなり、
対応をしなければなりませんし、上記の使用方法にひとつでも当てはまらない場合は、もちろん対応が必要となります。
重要なことなので繰り返しますが、サポート終了後はマイクロソフト社よりOSの修正・更新プログラムが提供されなくなり、
ウイルス感染や不正アクセス、 情報流失など、さまざまなセキュリティリスクが生じます。
仕事での使用はもちろんですが、個人での使用においてもインターネットは欠かせない時代です。
セキュリティに不備があるままパソコンを使い続けるのは大変危険です。
「Winodws7」以降のOSは「Winodws8.1」と「Windows10」があります。
「Winodws8.1」はサポート終了期限が、2023年1月10日と迫っているため、弊社では「Windows10」への移行を推奨します。
対応方法として、以下の3つの方法をご提案します。
<対応(1)>
現在のパソコンはそのまま使用し、OSを「Windows7」から「Windows10」へアップグレードする方法
■留意点
・パソコン機種により、パソコンメーカーで動作確認している機種と、していない機種があります。
動作確認がとれていない機種でのアップグレードは避けた方が無難です。
パソコンメーカーのホームページにWindows10動作確認情報が掲載されています。
・現在ご使用のパソコン性能により、メモリやハードディスクの増設・入替が必要な場合があります。
・動作確認が取れている機種でもパソコンの性能により、現在より動作が遅くなる場合があります。
・アップグレード用Winodws10のソフトを購入する必要があります。
・自分でアップグレード作業を行う場合は、ある程度のパソコンスキルが必要です。
<対応(2)>
Windows10搭載「中古」パソコンの買い換え
■留意点
・購入パソコンを決める際、コストパフォーマンスを見極めるパソコン知識が必要です。
価格が安いだけで使用に耐えられないと思われる商品をたまに見ます。
・よほどの掘り出し物でない限りは、「対応(3)新品パソコン」の最低価格商品をおすすめします。
<対応(3)>
Windows10搭載「新品」パソコンの買い換え
■留意点
・価格面ではいちばん高価です。
・自分の好みのデザインや性能、ご予算に応じた価格のパソコンを選ぶことができ、長期間安心してご使用になれます。
ご予算が合えば、いちばんのおすすめです。
Windows7サポート終了対応でお困りの際は弊社にご相談ください
現在ご使用のパソコンチェックから、お客様のパソコンスキルに応じた適正な対応方法、ご予算に応じた対応方法等、電話にてご相談に応じます。
電話でのご相談につきましては無料です。
(カケホーダイ等に未契約で電話代が気になる方は、折り返しこちらから電話をかけ直します。)
最初の電話での無料相談の後、「訪問してサポートする場合」、「さらに詳細な電話サポート」、「Windows7サポート終了対応以外のサポート」は
サポート料がかかります。ご了承ください。
パソコン購入やアップグレード作業のご相談につきましては、お客様のパソコンスキルに応じて、お客様に合った購入先をおすすめします。
・価格優先でパソコンスキルがある方には、ネットでのメーカー直販やショップパソコン直販等
・パソコン初心者でサポートを重視される方には、弊社やサポート重視の会社からの購入等
決してしつこい勧誘や押し売りはいたしませんので、安心してご相談ください。
パソコンの買い換えを検討されている方は、10月に消費税増税があるため、その前に買おうとする人が増えると予想されます。
期限に近づくにつれ、いざ買おうと思った時に品薄の状態になる可能性がありますので、早めの検討をおすすめします。
まずはお気軽にお問い合わせください!
(手が空いていればできる限り受け付けます。遠慮なくどうぞ!)
会社概要
社名 | 有限会社パル・コンピュータサービス |
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